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5月, 2011の投稿を表示しています

SEO業者の大半は詐欺と言っていい

「検索順位で1ページ以内に表示させます」と豪語する業者がいますが、そんな業者にSEOの依頼をする意味はありません。 理由はシンプルで、実現できるケースが少ないのと、実現できても、そもそも意味がないからです。 検索結果で1位になったのに、注文が来ない 例えば、ある会社がSEO業者に月額1万円でSEOを依頼して特定のキーワードで一位になったと喜んでいたのですが、それでも注文がこないと私に相談しに来られました。 確認したら、確かにあるキーワードで一位なのですが、検索エンジンのクロールを抜いたアクセス解析の結果が、1日の平均UU(訪問者数)が約30、PV(総閲覧ページ数)で約50でした。 それもそのはずで、その会社固有のサービス名で一位になってただけで、検索エンジンからの訪問者数は皆無に近い状況だったのです。 業界トップ企業のサービスなど、よほど市場で認知されたサービスでもない限り、会社固有のサービス名をキーワードとして検索する人はいません。これは極端な例ですが、似たようなケースがほとんどです。 また、ユーザーは様々なキーワードまたはそれらを組み合わせたもので検索するので、特定のキーワードでの検索順位で一喜一憂するのは、とてもバカバカしく意味のないことです。 もし、特定のキーワードでの検索結果が売上に大きく影響するのなら、SEO業者にお金を払って不確実なプロモーションをするよりも、Googleにお金を払って検索結果トップの広告枠に表示した方が、遥かに安全で費用対効果も高いのです。 ですから、「検索順位で1ページ以内に表示させます」なんて言ってしまう業者にお金を払う意味はないのです。 SEOとは、Webサイトのコンテンツを検索エンジンに正しく評価させること ユーザーにとって大して価値のないWebサイトが、何か特別な技術で検索結果の上位に来るようであれば、誰もその検索エンジンを良いモノとは認めません。ごく限られた期間にそのようなことが起きえたとしても、検索エンジンはそのようなケースを減らすべく、随時検索順位を決めるアルゴリズムを改善しています。 検索エンジンのビジネスモデルを支えるベースは、「ユーザーにとって価値あるコンテンツを届けられる」ことです。検索エンジンは、それができるからユーザーを獲得でき、広告モデルを成り立たせることが

Webページの読み込み速度を向上させ、検索エンジンの評価を高める

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1年前に書いた「 Webページの読み込み速度を高める 」と最近書いたWebサーバの話をベースに、Webページの読み込み速度の向上について、少しまとめます。 Webページの読み込み速度が検索エンジンの評価に影響する 1年前に、GoogleがWebページの読み込み速度をサイトの評価項目として採用したことを発表しました。 単に速ければ速いほど評価が高いというわけではなく、1ページの平均読み込み速度が1.4秒以内に収まるかどうかが評価基準になるようです。 ページの読み込み速度は、Google ウェブマスター ツールの「Labs」にある「サイトのパフォーマンス」で確認できます。 この例だと、ほぼ「遅い」と評価されています。 サーバのチューニングやキャッシュ処理をさせているのですが、それでもサイト内のほとんどが動的ページで重たい処理をさせているので、このくらいの速度になっています。 あとは、もっとパフォーマンスの高いサーバに切り替えるなどハードに投資すれば、おそらく「速い」になると思います。 ただ、サイトの読み込み速度が速いと検索エンジンの評価は高くなりますが、あくまで評価項目の一つであり、それだけで劇的に良くなるわけではないので、あまり無理してコストをかける意味はありません。 ここでは、固定コストをかけずにできる高速化を紹介します。 Webサーバの処理を高速化する Webページの読み込み速度を高速化する主な方法の一つは、Webサーバの処理を高速化するということになります。 以前の記事、「 最低限やっておくといいApacheチューニング 」と「 簡単にできるWebサーバの負荷軽減 」を参考にWebサーバの処理を高速化してください。 その記事の中では言及しなかったのですが、htaccessと同様にコンテンツネゴシエーション(mod_negotiation.so)もそこそこ遅くなります。使うことがなければ無効にしてください。まず使うことはないので、その記事ではこのモジュールを無効にすることを推奨しています。 コンテンツデータの最適化 もう一つ主な方法となるのがコンテンツデータの最適化です。 こちらは「 Webページの読み込み速度を高める 」と「 SEOのため、PNGのファイルサイズを極限まで縮小させる 」という記事を

iPhone・iPad間でPCを使わずにiProxyテザリングができた!

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「 iPhoneでJailBreakなしでのテザリングに成功したよ! 」で紹介したiProxyテザリングをiPhone・iPad間で行う場合、これらを同じ無線LANの中に入れる必要があるのですが、iPhoneとiPadではアドホックネットワークを作成を作成できないので、以下の動画のとおり、PCでアドホックネットワークを作成する必要がありました。 ただ、この方法は、外出前に都度設定しないとで面倒なのと、外出先で別のネットワークに入ってしまうと外出先で再び接続するのが困難なため、実用的とは言いがたいものです。 何か別の方法はないかと考えたところ、普段持ち歩ける身近なモノで、無線LANアクセスポイントになるものを使えばいいと気づきました。 身近なモノで無線LANアクセスポイントになるものを探す 最初に思いついたのは、普段持ち歩いてるデジカメに入ってる「Eye-Fi」です。 つい最近ですが、このEye-Fiに撮った写真を直接iPhoneやiPadに転送できるダイレクトモードという機能が追加されました。この機能は、予めEye-Fiに登録した無線ネットワークがない場合にEye-Fiが無線LANアクセスポイントとして機能して、専用のiPhoneアプリなどを使って写真を転送できるというものです。 これはまだ試してないのですが、おそらく 次に紹介する方法と同様に無線LANアクセスポイントとして使えるんじゃないかと思います Eye-Fiではダメでした。 次に思いついたのがPSPを使う方法で、今回はこちらでiProxyテザリングを試してみました。 PSPを使って、iPhoneとiPadを直接繋げる 基本的な流れは「 iProxyでのiPhoneテザリングをさらに詳しく解説 」と同じなので、こちらも見ながら進めてください。ソフトは無線LANアクセスポイントとして機能するものなら何でもいいのですが、今回はモンスターハンターポータブル3rdを使って説明します。 オンライン集会所に入ります。 iPhoneとiPadの設定が終わるまで、オンライン集会所で待機します。待機している間、PSPが無線LANアクセスポイントとして機能します。 iPhoneのWi-Fi設定に「PSP_」で始まるアクセスポイントが出てくるので、この右矢印アイコンをタップして、「 iProx

インターネットを活用できれば、もう新聞は要らない

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自分は全く新聞を読んでいません。中心となる情報源は、インターネットと雑誌です。 インターネットを活用できる人なら、新聞より雑誌を活用 新聞は情報をタイムリーに発信できる一方、その記事の完成度はじっくりと組み上げられる雑誌に劣ることが多いです。例えば、朝日新聞の記事よりも、同じく朝日新聞社が発行するAERAの方が、一つのテーマについてより深くまとめられており、記事の完成度は高いと言えます。 インターネットを活用できる人なら、新聞を購読するよりも、日ごとの情報はネットで追って、自分のスタンスに合う週刊誌(日経ビジネス・AERA・文藝春秋など)できっちりとまとめられた記事を読んだほうが、より価値ある情報を得られます。 新聞の電子版も増えてきましたが、これも現在の価格ほどの価値があるとは思えません。 コンテンツ配信アプリ「ビューン」がすごい! iPadやiPhone、Android、Softbank携帯向けに、「ビューン」というコンテンツ配信アプリが出ています。 ビューン http://www.viewn.co.jp/ 月額数百円(iPad版だと450円)で、毎日新聞、AERA、DIME、プレジデント、エコノミスト、ファッション誌、ウォーカー系など、40を超える新聞・雑誌が、少し前のバックナンバーも含めて自由に読むことができます。 雑誌は全ページを読めるわけではなく「チラ見せ」とも言われていますが、主要なコンテンツは大体表示されるので、十分すぎるほど価格に見合った価値はあると思います。30日間は無料でお試しできるので、一度使ってみてはいかがでしょうか。 自分の場合は、EvernoteとビューンのためにiPadを持っていると言っていいくらいに活用しています。 Evernoteでスクラップ iPadやiPhoneなら、「ホームボタン+電源」で表示画面のキャプチャができるので、気になった記事をキャプチャして、Evernoteで保存しています。Evernoteならサーバ側でOCR(文字認識)もかかるので、後で検索もできて便利です!

MacのTime Machineで必ず失敗する時の対処

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ネットワーク型のハードディスク(NAS)から普通の外付ハードディスクに買い換え、Time Machine が使えるようになったので、早速 Time Machine を使ってみましたが、初回バックアップでエラーが出てうまく機能しませんでした。 ネットで調べても、アップルのサポートに電話しても解決できず、結局は自力で解決しました。同じ症状で困っている人の参考になるかもしれないので、解決するまでの経緯を掲載します。 Time Machineの初回バックアップが必ず失敗する Time Machineの初回バックアップをしようとしたところ、以下のエラーが表示されて、バックアップができませんでした。 そのため、「Time Machine 失敗」とかのキーワードで調べたところ、まずはパーティション方式を合わせないといけないことがわかりました。 Intel ベースのMacは「GUID パーティションテーブル」を使う 使っているMacとパーティション方式が合っていないと、Time Machineがうまく機能しないようです。アプリケーションのユーティリティにある「ディスクユーティリティ」を使ってフォーマットすることで、使っているMacに合ったパーティション方式にすることができます。 最近のIntel ベースのMacに合うパーティション方式は「GUID パーティションテーブル」で、昔のPower PCベースのMacに合う「Apple パーティションマップ」です。 Appleのサポートページを参照 これでも解決されないのでさらに調べたところ、Appleのサポートページで、以下のページを見つけました。 Time Machine:バックアップ問題のトラブルシューティング http://support.apple.com/kb/HT3275?viewlocale=ja_JP しかし、Appleのこのページでも、他のサイトを探しても、今回発生したエラーの対処方法が書いてあるページが見つからないので、Appleのサポートに電話をすることにしました。 Appleのサポートに電話した Appleのサポートに電話して症状を伝えたところ、以下の方法を提案されました。 Intel-based Macs:SMC (システム管理コントローラ) のリセッ

Time Machineを利用するハードディスクで、Time Machine以外のデータを管理する方法

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Mac OS XのTime Machineは、最初にフルバックアップを取った後、1時間ごとに差分バックアップを取っていきます。1時間ごとにどんどん増えます。そして、ハードディスク容量が一杯になると古い差分バックアップから削除されていく仕組みです。 つまり、Time Machine を利用するハードディスクは、ハードディスク容量の上限まで Time Machine に使われるので、ユーザーは Time Machine 以外の目的でハードディスクを自由に使うことはできません。 しかし、特別な方法をとることで、Time Machine以外のデータをうまく管理することが可能になります。 Time Machineを利用するハードディスクで、Time Machine以外のデータを管理する方法 パーティションを分けて別領域を確保するという原始的な方法もありますが、ここでは、ディスク領域をフレキシブルに調整したり、暗号化したりできるディスクイメージを使い、予めディスク領域を確保することで、Time Machineとは別にデータを管理する方法を紹介します。 アプリケーションのユーティリティから「ディスクユーティリティ」を開きます。 「新規イメージ」をクリックします。 以下の設定で、ディスクイメージを作成します。 ボリュームサイズ:「カスタム」で好きな容量を指定 ボリュームフォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング) 暗号化:なし(持ち運ぶディスクを使うなら、128ビットまたは256ビットAES暗号化を推奨) パーティション:ハードディスク イメージフォーマット:読み出し/書き込みディスクイメージ(容量の確保が目的なので、スパースディスクイメージは使わない) これでハードディスクの中にディスクイメージを作成することができました。ディスクイメージは指定した容量を予め確保するので、Time Machineでハードディスクが一杯になっても、ディスクイメージ内の空き容量は自由に使うことができます。 使う時は、このディスクイメージをダブルクリックしてください。ディスクイメージがマウントされ、独立した領域として利用することができます。ディスクユーティリティを使えば、後から容量を変更することも可能です。

機密情報をEvernoteで安全に保管する方法

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Evernoteがものすごく便利で、これがないと仕事にならないというくらい依存してるのですが、セキュリティリスクの懸念から利用していない人も少なくないようです。SonyのPSNの問題や先日のDropboxの問題もあり、クラウドでのデータ保管のリスクは一層厳しく評価されています。 Evernoteのセキュリティリスクもないわけではありません。サーバ側でデータが暗号化されていますが、そのデータにはアカウントIDとパスワードでフルアクセスできますし、その他何らかの問題で流出する可能性はゼロではありません。 そこで、特に重要な情報については、クライアント側でデータを暗号化するようにしましょう。あまり知られていないのですが、Evernoteにはクライアント側でテキストを暗号化できる機能があります。とても重要な機能なので是非活用してください! Evernoteでテキストを暗号化する 例えば、Evernoteに絶対に外部にばれたらダメな情報を入れてたとします。 その部分を選択して、右クリックメニューから「選択したテキストを暗号化」をクリックします。 パスワードを入力します。(Evernoteアカウントのパスワードとは違う文字列で!) これで選択した部分が保護されます! 読みたいときは右クリックメニューの「暗号化されたテキストを表示」をクリックして、先ほど設定したパスワードを入力してください。

iProxyでのiPhoneテザリングをさらに詳しく解説

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「 iPhoneでJailBreakなしでのテザリングに成功したよ! 」で紹介したiProxyでのiPhoneテザリングですが、iPhoneへiProxyをインストールした後の設定がうまくいかない人も多いようなので、スクリーンショット付きで詳しい手順を説明します。 MacユーザーなのでMacを使って説明しますが、Windowsでもやることは同じです。 iProxyを使うための事前準備 システム環境設定の「ネットワーク」を開きます。 「ネットワーク環境」をクリックしてから、「ネットワーク環境を編集」をクリックします。 「+」をクリックして、「iProxy」という名前を追加し、「完了」をクリックします。 「ネットワーク環境」をクリックしてから、「iProxy」を選択します。 右下の「詳細」をクリックします。 「TCP-IP」のタブをクリックして、TCP-IP設定画面へ移動します。 「IPv4の構成」で「手入力」を選択します。 「IPv4アドレス」に「192.168.1.200」を入力します。 「サブネットマスク」に「255.255.255.0」を入力します。 「プロキシ」のタブをクリックして、プロキシ設定画面へ移動します。 「Web プロキシ(HTTP)」に「192.168.1.254:8888」を入力します。 「保護された Web プロキシ(HTTPS)」に「192.168.1.254:8888」を入力します。 「SOCKSプロキシ」に「192.168.1.254:1080」を入力します。 iProxyを使うたびに必要な設定 ネットワークアイコンの「ネットワークを作成」をクリックします。 「名前」に「iProxy」と入力します。 「パスワードを要求」をチェックします。 「パスワード」に任意のパスワードを入力します。(12345とかでもいいと思います。) ここからはiPhone側の設定です。 「設定」の「Wi-Fi」をタップします。 「iProxy」の右矢印アイコンをタップします。  この設定については初回のみ必要で、毎回操作する必要はありません。 「IPアドレス(上)」で「静的」を選択します。 「IPアドレス(下)」に「192.168.1.254」を入力します。 「サブネットマスク」

Apacheチューニング MaxClientsの適正値

「 最低限やっておくといいApacheチューニング 」で説明を省いたMaxClientsの適正値(preforkを対象)について書きたいと思います。 まずは、MaxClientsの適正値を考えるために必要となる各情報を調べます。 総メモリ量とシステム全体の消費メモリ量をチェック $ free -m 上記コマンドを実行した時の「Mem:」のtotalが総メモリ量、「-/+ buffers/cache:」のusedがシステム全体の消費メモリ量となります。システム高速化のために確保されているbuffersとcacheは除外して考えてよいため、消費メモリは「Mem:」でなく、「-/+ buffers/cache:」の方を参照します。 減り続けるメモリ残量! 果たしてその原因は!? - @IT Apache 1プロセスあたりの消費メモリ量をチェック $ ps -ylC httpd --sort:rss 上記コマンドを実行した時のRSSが各Apacheプロセスの消費メモリ量(KB)となります。プロセスごとにバラつきがあるので、平均値を算出します。 MaxClientsに設定してもいい最大値を算出 ここまで調べた情報をもとにMaxClientsに設定してもいい最大値を算出します。計算式は以下のとおりです。 MaxClients最大値 = (総メモリ量 - システム全体の消費メモリ量)/(Apache 1プロセスあたりの消費メモリ量) 例えば、総メモリ量が「1002MB」、システム全体の消費メモリ量が「164MB」、Apache 1プロセスあたりの消費メモリ量が「10MB」であれば、MaxClientsに設定してもいい最大値は「83」となります。この場合、少し余裕を見て50〜70で設定するとよいかと思います。 その他、StartServersなどの数値はとりあえず標準のままでも構いません。MaxRequestsPerChildだけは1000くらいにした方がいいかもです。

簡単にできるWebサーバの負荷軽減

先日書いた「 最低限やっておくといいApacheチューニング 」の補足として、Webサーバの負荷軽減について、簡単にできることだけ紹介したいと思います。 サーバ全体の負荷を減らす キャッシュを利用する httpdの1プロセスあたりの負荷を減らす HTTPリクエストを減らす サーバ全体の負荷を減らす 基本中の基本です。Webサーバとして不要なプロセスを停止させることで、サーバ全体の負荷を減らします。さくらVPSとかだと、最初から不要なプロセスはほとんど停止されているので、あまり気にしなくてもいいかと思います。 一からインストールする場合は、以下のページがすごく参考になります。 CentOSをサーバーとして活用するための基本的な設定 - さくらインターネット創業日記 キャッシュを利用する キャッシュを活用すれば、Webページの読み込みが速くなるだけでなく、サーバの負荷も軽減できます。PHPを使っているならAPCがベストです。APCの導入方法は「 さくらVPSでWebサーバを構築するテンプレ 」を参考にしてください。「pecl install APC」で入れると面倒なので「yum install php-pecl-apc」の方をオススメします。 他にもプログラム側でPEAR:Cache_Liteとかを活用するといいかと思います。 httpd(Apache)の1プロセスあたりの負荷を減らす Apacheの不要なモジュールの読み込みを停止することで、Apache1プロセスあたりの負荷を減らします。例えばメモリ消費を1プロセスで数MB減らせれば、100Client時に全体で数百MB減らしたことになります。設定は「 最低限やっておくといいApacheチューニング 」を参考にしてください。 HTTPリクエストを減らす Expiresの設定 画像やFlash、CSS、JSなど、ほとんど変更しないコンテンツのブラウザキャッシュ期間を長くすることで、HTTPリクエストを減らします。設定は「 最低限やっておくといいApacheチューニング 」を参考にしてください。 画像やJavaScript、CSSを別のサーバに切り出す 別途サーバを借りて、画像やJavaScript、CSSをそちらに配置すれば、HTTPリクエストをかな

はてなブックマークで超効率的に情報収集する方法

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はてなブックマークとRSSリーダーを使うと、特定のキーワードに関する最新の注目記事だけを集めることができるので、超効率的な情報収集が可能になります! はてなブックマークのトップページで、特定のキーワードを入力して検索。 表示順で日付を指定して、タグをクリック。 フィルタで好きな値を選択して、このページのRSSをRSSリーダーに登録。URLをコピーして、RSSリーダーに登録するか、ブラウザの拡張機能とかで登録してください。 これで、RSSで拾えるようになります!

最低限やっておくといいApacheチューニング

先日の「 さくらVPSでWebサーバを構築するテンプレ 」を想定した最低限やっておくといいApacheチューニングを紹介します。MaxClientsとかは条件によって適正値が全然変わるので省きます。 不要なモジュールの読み込みをしない 以下をコメントアウトして、一般的なWebサーバで使わないモジュールの読み込みをやめる。確実に使わないのがわかれば他も。 LoadModule auth_digest_module modules/mod_auth_digest.so LoadModule authn_alias_module modules/mod_authn_alias.so LoadModule authn_anon_module modules/mod_authn_anon.so LoadModule authn_dbm_module modules/mod_authn_dbm.so LoadModule authn_default_module modules/mod_authn_default.so LoadModule authz_owner_module modules/mod_authz_owner.so LoadModule authz_groupfile_module modules/mod_authz_groupfile.so LoadModule authz_dbm_module modules/mod_authz_dbm.so LoadModule authz_default_module modules/mod_authz_default.so LoadModule ldap_module modules/mod_ldap.so LoadModule authnz_ldap_module modules/mod_authnz_ldap.so LoadModule include_module modules/mod_include.so (SSIを使わない場合) LoadModule logio_module modules/mod_logio.so LoadModule ext_filter_module modules/mod_ext_filter.so LoadModule mime_magic

よりセキュアでブラウジング速度が速くなるGoogle Public DNS

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パソコンでの通信がよりセキュアになり、ブラウジング速度も速くなるGoogle Public DNSの設定を紹介します。家庭用ルーターで起きるDNS絡みのトラブルも減るのでおすすめです。 Mac OS Xでの設定 システム環境設定 > ネットワーク > 詳細 > DNS DNSサーバに「8.8.8.8」と「8.8.4.4」を登録 Windows 7での設定 コントロールパネル > ネットワークとインターネット > ネットワークと共有センター > アダプターの設定の変更 利用しているアダプターを選び、右クリックメニューからプロパティを選択 インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)を選び、プロパティを選択 次のDNSサーバーのアドレスを使うを選び、優先DNSサーバーに「8.8.8.8」、代替 DNSサーバーに「8.8.4.4」を登録 Google Public DNS http://code.google.com/intl/ja-JP/speed/public-dns/

さくらVPSでWebサーバを構築するテンプレ

さくらインターネットのVPSでWebサーバ(LAMP)を構築する際のテンプレートを公開します。VPSは高負荷でないサイト運用でしか使ってないので、アプリケーションの導入はyumで簡単に済ませています。 管理者アカウントの作成 $ useradd -G wheel userName $ passwd userName suをwheelグループに限定 $ vi /etc/pam.d/su 以下の行のコメントアウトを外す # auth required pam_wheel.so use_uid SSH設定 $ mkdir .ssh クライアント側で公開鍵を作成し、サーバに公開鍵を転送 $ ssh-keygen -t rsa $ scp .ssh/id_rsa.pub userName @ host :/home/ userName /.ssh 再びサーバ側の処理 $ cat .ssh/id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys $ chmod 700 .ssh $ chmod 600 .ssh/* $ vi /etc/ssh/sshd_config Port sshPortNumber (標準の22だと危ないので、10022とか何か別の番号で) PermitRootLogin no RSAAuthentication yes PubkeyAuthentication yes AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys PasswordAuthentication no $ /etc/init.d/sshd restart 接続元ホストの許可・拒否 $ vi /etc/hosts.allow ALL: 127.0.0.1 sshd: .jp (hogehoge.ne.jpみたいに使ってるプロバイダで指定する方がより安全) $ vi /etc/host.deny sshd: ALL iptablesの設定 $ vi /etc/sysconfig/iptables *filter :INPUT ACCEPT [0:0] :FORWARD ACCEPT [0:0] :OUT

iProxyを使ったiPhoneテザリングまとめ

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先日の記事「 iPhoneでJailBreakなしでのテザリングに成功したよ! 」で紹介したiProxyを使ったiPhoneテザリングを約1ヶ月使ってみたのでちょっとまとめ。 iProxyの実用性 動作はすごく安定しています。接続速度も速く、ソフトバンクのPocket Wi-Fiと同じ速度が出ています。バッテリーは打ち合わせで2時間半くらい、Evernoteやウェブブラウズをするくらいなら余裕で、ノートPCからUSB給電しながら使えばもっと長い時間でも全然使えます!思ったより快適に使うことができ、実用性は高いです。 iProxyでテザリングした時の料金 「 ソフトバンクでのiPhoneテザリングは定額対象外になるのか検証した 」でも書いたとおり、iProxyでのテザリングはもちろん、仮にJailBreakでのテザリングをしたとしても、既定の料金を超えて課金されることはないようです。約1ヶ月使いましたが定額料金の範囲で使えています。 お金の心配はないようですが、月のパケット使用量が1,000万パケットを超えると、翌々月の通信が通信速度規制の対象になったり、最悪通信が停止される可能性(今のところ、通信が停止されたケースは聞いたことがなく、JailBreakならまだしも、iProxyの利用に適用されることはないと思います。)があるので、ご注意を! 実用的な選択肢の一つとして 先日紹介したiProxyの導入方法が理解できて、月のパケット使用量が1,000万パケットに収まるのであれば、iProxyでのテザリングは実用的な選択肢の一つとして考えられると思います。