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  • 映画から気づき・学ぶ

    映画から気づき・学ぶ

    これまでのワークスタイルとシンプルライフの話は、掲載内容を厳選しようと、時代遅れになった過去の投稿をかなり削除して、ほぼ固定ページの方でまとめて書くことがなくなったので、

    これからはフリーランスや1人事業者でも参考になる経営というよりは事業の話も投稿していこうかと思います


    仕事で大切なことを映画から学ぶってのがかなり有効性が高いと思っていて、

    誰かからダメ出しされたり、こうした方がいいと言われるのに抵抗感がある人が、特に起業した人たちだと大半なので、

    そうではなくて具体的な事例を映画として観ることで、大切なことに気づく・考えるというアプローチの方が有効性が高いと感じています

    自分自身が事業につながる気づき・学びを得られた映画はたくさんあるなかで、特に周りに薦めているのが、三谷幸喜監督の「みんなの家」とジョン・トラボルタ主演の「シビル・アクション

    みんなの家は、建築家と大工という職人同士のエゴの間で発注者の気持ちが置いてけぼりにされているというのを、楽しみながら擬似体験することができて、現場仕事でもデスクワークでも専門家の人たちにぜひ一度は観てほしい映画で、

    もう一つのシビル・アクションは、単に自分がジョン・トラボルタ作品が好きだったので起業する前の2000年頃に当時ビデオテープで買って観たのですが、結果として、これから起業する人も経営者も気づき・学びを得るのにおそらくこれ以上の映画は存在しないのではないかと思うほどに、秀逸な内容でした

    マネーボールなど他にも仕事へのプラスになることを気づける・学べる映画はたくさんあるものの別格という感じなのに、

    エンターテインメント性がなくて観てても楽しくはなくて話も重いので、映画としてのレビュー点数は低くて、Amazon Prime Videoとかでも見放題には入ってこない映画なので、観たことある人が周りでもほとんどいなくて残念すぎるので、

    実話ベースの話でもあり、起業家・経営者が観る価値がどれだけ高いのかを知ってもらえればと思い、シビル・アクションをその切り口で若干ネタバレ込みで評価します


    シビル・アクションが気づき・学びになるポイント

    「正義・使命感」と「事業としての現実」の乖離が描かれている

    主人公の弁護士は「正しいことをしたい」という想いで訴訟に挑むものの、

    ・資金が足りない
    ・組織としてのキャパが不足
    ・信頼していたクライアントとの温度差
    ・維持できない理想

    など、想い一本では戦えない現実的な制約が次々に襲ってきます、これは起業初期が直面する典型例です

    「本当にやりたいこと」と「事業を存続させること」は別軸で存在するという認識を突きつけられます

    想いが強いほど、視野が狭まり、判断を誤るリスクを描いている

    主人公は「正義に駆られるあまり、大局を見誤る」という落とし穴にはまります

    起業初期の人も同様で、

    ・課題設定が暴走する
    ・引き返せない心理状態になる(サンクコスト)
    ・冷静な意思決定ができなくなる

    といった状況に陥りがちです

    映画はこれを 感情移入しながら疑似体験させてくれる ため、他人事ではなく自分ごと化しやすいです

    「勝つ・負ける」ではなく、「何を守るか」を選ぶ物語

    一般的な法廷映画は勝利のカタルシスが軸にありますが、シビル・アクションは違います

    勝利より、「何を守れたか」「どこで線を引くべきだったか」が主題で、これは起業家にとって非常に重要な本質です

    ・事業を守ること
    ・家族を守ること
    ・チームを守ること
    ・自分の人生の持続性を守ること

    創業初期はつい理想を追いすぎて全部を失うリスクがあるため、映画はそれを強烈に可視化してくれます

    後味の悪さ=「現実は必ずしも報われない」を学ぶ材料

    後味が良くないのは事実ですが、それは起業家にとってむしろ必要な体験です

    起業は、

    ・努力しても報われない
    ・誰も悪くなくても負ける
    ・社会の構造に押し潰される

    といった理不尽さも含んでいます

    この後味の悪さこそ、「だからこそ持続可能性を考えなければならない」という深い気づきにつながります

    ・ 理想と現実の線引き
    ・ サンクコストの罠
    ・ 判断の暴走
    ・ 組織の限界
    ・ 自分やチームを守るという観点

    これらを安全に疑似体験できる点で、後味の悪さすら価値と言えるのがシビル・アクションという映画で、

    ぜひこの映画だけでなく、映画から学び・気づくというスタイルを取り入れてみてはどうでしょうか


  • 本を選ぶ

    月に数回、ビジネス書とシステム関連やWeb関連などの技術書を探しに書店へ行っています。1回に50冊以上は目を通し、購入に至るのは月に数冊くらいです。限られた時間の中でより多くのことを学ぶには、本を選ぶにも効率が必要と考えています。

    選び方はこうです。

    まずは背表紙で判断します。特にビジネス書に関していえば、それがいい本である可能性が高いかどうかは背表紙のデザインとワーディングである程度わかります。

    これらは書店の棚に並ぶことが想定されており、著者も出版社も背表紙の重要性を知っています。新刊や著名人による書籍であれば、平積みされるかもしれませんが、売り手側にとっての書籍の最重要ポイントは基本的には背表紙です。

    ここで、自己の価値を主張できる書籍とできない書籍のどちらが優れているかといえば、当然前者です。もちろん、例外など多々ありますが、始めに述べたように大切なのは書籍を選ぶ効率であり、例外を気にするよりはいい本と出合う機会を増やした方が良いのです。背表紙を見てピンと来ないようであれば、その本は手に取りません。

    次に目次で判断します。

    目次を読めば、背表紙と違いその本が本当にいいものかどうかがハッキリとわかります。時間にしておよそ15秒、目次の構成とワーディングを確認し、ロジカルでないものはここで棚に戻します。

    ロジックがしっかりとしている書籍とそうでない書籍は学習効率がまったく違います。

    いい内容であったとしても、それを理解するまでにかなりの時間を要するとしたら、たとえば、その本1冊を理解するまでに他のいい本を5冊理解できるとしたら、それを何年も繰り返すとしたら、どうでしょうか。私は5冊を繰り返す方を選んでいます。

    最後にその本の価値が自分が求めるものなのかを知るために、目次の確認の際に特に気になった章を少し読んでみます。

    この時重要なのは、単に共感しただけではなく、自分が新たに学ぶべきことがそこにあるかを確認することです。

    そのためには、自分が何を学ぶべきかというビジョンを持っていなければなりません。生活においても、仕事においても、自分がどうありたいのかというビジョンを持たなければ、人はそれほど成長しません。成りたい自分があるから学ぶのです。

    他人からレコメンドされたビジネス書をただ漠然と読んでいるだけでは、内容に共感するばかりであまり学びには繋がりません。狭すぎず、広すぎず、自分の方向性を持つことが必要なのです。

    そして、このプロセスの最も重要なところは、いい本に出会う以上に、自己のロジカルシンキングを育てるこれ以上ない訓練になるということです。