アンチウイルスソフトを買うより、まずは最新の64bit版Windowsを買った方が効果的

先日の記事「時代の変化により、アンチウイルスソフトの存在意義は劇的に低下した」で、ウイルスの拡散状況が変わったことと、各種OSのセキュリティレベルが高まったことにより、アンチウイルスソフトの存在意義が低下したという話を書きました。

特にWindowsの場合は、Windows Vista以降でセキュリティ面の大幅な改善がなされています。逆に言えば、Windows XPは、Windows Vista以降のWindows(Windows Vista, Windows 7)と比べると、セキュリティ面で大幅に劣るOSです。

MicrosoftのSecurity Intelligence Reportというサイトに最新のセキュリティ情報が載っているのですが、OSが新しいほどウイルス感染率が低いのがグラフで示されています。

Infection rate (CCM) by operating system and service pack in 2Q11
Operating System Infection Rates - Security Intelligence Report

また、このグラフで注目してほしいのが、同じOSでも64bit版の方がウイルス感染率が低いという点です。

64bit版Windowsは、32bit版Windowsよりも安全

Windowsには32bit版と64bit版があって、64bit版だと3GBを超えるメモリが使える(32bit版だといくらメモリ載せても3GBまでしか使えない)ので、最近は64bit版がプリインストールされてる方が多いのですが、過去の機器との互換性が高いという理由でベンダーが32bit版を薦めることもあり、クライアント企業でも最近導入したPCが32bit版Windowsだったりします。

一般的に、64bit版Windowsは「3GBを超えるメモリが使える」ことしか認知されてないのですが、64bit版だとドライバのデジタル署名が必須だったり、感染するウイルスの種類が劇的に少ないため、よりセキュアで、過去の機器との互換性を確保する必要性がよほど高くない限りは、64bit版Windowsを選んだ方がいいといえます。

まだWindows XPを使っている方は、最新の64bit版Windowsへのアップグレードを検討してみてください。

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