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SOHO・ノマドワーキングな会社のノウハウ:会社の代表番号をSkypeのオンライン番号にした

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これまで使っていた東京03の代表番号は、シェアオフィスの転送サービスを使っていたのですが、その会社の事業継続性を考えるとリスクは低いとは言えず、あまり依存したくなかったので、昨年の8月中旬からSkypeを含めたサービスを多数候補に挙げてサービスの移行を検討していました。 他サービスへの移行にあたり、電話番号が変わることや各サービスごとのデメリットもあって、なかなか進められずにいたのですが、つい先日とある機能の存在を知ったことでSkypeが最有力候補となり、昨日決意して移行しました。 Skypeで3件までの同時通話転送ができる 会社を設立する前のフリーランスだった頃にもSkypeのオンライン番号を使っていた時期があったので、不在時に携帯電話などへ通話転送ができることは知っていました。 ただ、この通話転送について、とても重要なことをつい最近まで知りませんでした。 あまり認知されていないと思うのですが、通話転送設定では3件のSkypeアカウントまたは電話番号を登録することができ、これらの転送先へは同時に通話転送がかかります。 つまり、ビジネスホンと同じように複数の電話機に着信があって、最初に電話を取った人がその通話を受けられるということです。 そのため、フリーランスや小さな会社なら、社長のSkypeアカウントなどでオンライン番号を取得して、在席時(オンライン)なら自分で取って、不在時(オフライン)なら自分の携帯電話や他の営業社員の携帯電話、または電話受付の代行サービスなど最大3件の転送先に同時転送することが可能です。 特にノマドワーキングだとこれ以外の選択肢は考えづらいという便利さです! ただし、一つだけデメリットがあって、Skypeで電話を受ける場合は「インターネット経由でおつなぎします」とのアナウンスが入るため、何か高額請求でもされるんじゃないかと驚いて電話を切ってしまう人がいるかもしれません。 一般消費者向けの仕事や頻繁に代表番号に電話がかかってくる仕事だと、このデメリットは影響が大きいと思うので十分な検討が必要だと思いますが、自分のように新規受注のお問い合わせがメールや名刺に記載している携帯番号にかかることが多い場合は、あまり大きな課題にはならないと思います。

写真の管理をFlickrから無料で容量無制限で写真をアップロードできるGoogleへ移管した

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以前、オンラインストレージを選択する際にFlickrとGoogle Picasaを比較検討しました。その時に挙げたポイントが以下のとおりです。 Flickr 年額25ドルで容量無制限 iPhotoなど連携しているアプリが多い Picasa RAWデータの管理ができる(ただし、アップロードできるのが1ファイル20MBまでなので、カメラによっては厳しい) 保存容量が増えるとFlickrよりもかなり割高になる そして、最近になってPicasaの状況が変わってきました。 無料で容量無制限で写真をアップロードできるように 現在ではPicasaに以下の新しい条件が追加されました。 Google+に登録しているアカウントでは、「2048x2048ピクセル以内の写真や15分以内の動画は、保存容量にカウントされません」 これにより、アップロードする写真のサイズを2048ピクセル以内に抑えれば、無料で容量無制限で写真をアップロードできるようになりました。 写真を高解像度のまま保存しておきたい人は、この制約なく年間25ドルで容量無制限のFlickrの方がいいかもしれませんが、2048ピクセルで十分という方はPicasaの方がいいかと思います。 また、スマートフォンのGoogle+アプリには「インスタントアップロード」という機能があり、スマートフォンで撮影した写真を自動的にGoogle+(Picasa)の非公開アルバムに登録してくれます。 この時、2048ピクセルを超えるサイズの写真は自動的に2048ピクセルにサイズ変更されるので、この機能を使う限りは、無料で容量無制限で写真をアップロードすることができます。 Google+やBloggerなど他のGoogleサービスとの連携が強力 一番魅力を感じたのがこのポイントで、今回写真の管理を移管した主たる理由です。 最近になってこの個人のブログをWordPressからGoogleのBloggerに移管したので、Bloggerと連携しているPicasaでの写真管理はかなり便利です。 外出先で写真を見たいまたは見せたい時も、Google+とPicasaのアルバムが連動しているので、Google+アプリで写真を見ることができます。 人によって必要となるポイントが

ノマドワーキングを実践して重要だと思ったこと

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ノマドワーキングを実践して、強く重要だと思ったものを列挙してみました。 クラウドサービスの活用 基本です。これがないとノマドワーキングを実践すること自体が難しいです。今さら説明する必要もないですね。 怠けない自律心 フリーランスであれば、ノマドワーキングに限らず自律心がないと仕事は続けられないのでそれは説明するまでもないのですが、組織の場合は、メンバーが他者に監視されない環境に自分を置くことになるので、自律心が高い人が多数派でないと仕事のパフォーマンスは劇的に低下します。 評価制度などをうまく調整することである程度はコントロールできると思いますが、やはり自律心が高い人が多数派でないとすぐに破綻すると思います。 ユルくても豊富な人脈 専門職だけの職場でも特定の価値観に固定されるという問題は起きるのでノマドワーキングに限らない話ですが、特にノマドワーキングでは、一人で黙々と仕事をすることが多くなるので、自分が関心の薄い情報との接触が希薄になりがちです。 そのため、自分とは価値観が違い、自分に新しい価値観や情報を与えてくれる人との交流が重要になるのですが、仲がいいほど大抵は価値観が近いので、それほど仲がいいわけでもなく、共通の価値観を持っているわけでもなく、何となく交流のきっかけを持っているユルい人脈を持つことが重要になります。 リアルなら業界や地域の団体、オンラインならTwitterやFacebookなど、ユルくても豊富な人脈を持つことで、自分の価値観の停滞を防ぎ、新しい時代へ適応する力につなげることができます。ノマドワーキングを実践する人は、少なくとも何かしらのプロフェッショナルであると思うので、これはかなり重要なポイントです。 きっかけは飲み会でも何でもいいので、自分と違うタイプの人とたくさん交流するのは大切だと思います。 ビジネスアーキテクチャの構築スキル あまりフォーカスされないのですが、ノマドワーキングにおいて重要な項目の一つがビジネスアーキテクチャの構築スキルです。 ノマドワーキングやコワーキングは多くのベネフィットを持つ一方で、きちんと仕組みを作りこまないと、予想外のコストやリスクが発生することも少なくありません。 ビジネスの構造をきちんと構築できるスキルはかなり重要であると言えます。 信頼を得

Amazonのレコメンド機能を最適化して、本当にほしいモノをレコメンドしてもらえるようにする

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人の価値観は変わるので、過去に買ったけど今はその関連商品にまったく興味がないというモノもたくさんあると思います。 Amazonのレコメンド機能は便利なのですが、通常はそうしたモノもレコメンドのデータとして使われてしまうので、今は興味がないモノをレコメンドされることも少なくありません。 そういった状況を改善するためには、Amazonのレコメンド機能を最適化する必要があります。 過去にAmazonで買ったものの興味がなくなったモノについては、「おすすめ商品を正確にする」というページで、「おすすめ商品に使わない」にチェックを入れましょう。 また、「お客様へのおすすめ」ページで、商品の評価や「持っています」や「興味がありません」にチェックを入れることでも、レコメンドを最適化することができます。 Amazonのレコメンド機能を最適化することで、自分が今本当にほしいモノを効果的にレコメンドしてもらえるようになります。

現地で洗濯することで旅行・出張での荷物を減らす

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日本があまりに寒いので、昨日からバンコクでノマドワーキングしています。(本当はそういう理由じゃないですが!) 「 ノマドワーカーのバッグの中身 」で紹介したとおり、普段から持ち物を減らして普段持ちのブリーフケースとスーツケースに集約してたので、特に事前の準備なくスムーズに来れました。 以前はもっと大きなスーツケースを使っていたのですが、ランドリーサービスの活用と現地で自分で洗濯することで、この小型のスーツケースで1週間以上の滞在に対応できるようになりました。 ランドリーサービスや現地で自分で洗濯するメリットの一つが、「持っていくものが減らせる」という点です。 一般的には、旅行・出張で体積としては大半を占めるのが衣類になると思いますが、これを大幅に減らすことができます。これを大きく減らせると、特に出発前の事前準備が面倒にならなくなります。 次に「衣類が傷みやすくなるのを防げる」という点です。 脱ぎっぱなしでビニール袋に入れて帰宅してから洗濯という人もいるかと思いますが、特に最初に着たインナーなど雑菌が繁殖して生地が傷みやすくなります。 毎日洗濯するインナーは自分で洗濯する たとえば、今いるホテルのランドリーサービスは、Tシャツ1枚で約200円(80バーツ)、アンダーパンツが1枚で125円(50バーツ)、ソックスが1足で125円(50バーツ)と現地で330ml缶のビールが6本買える値段なので、毎日着替えるインナーをランドリーサービスに出すのはちょっともったいない感があります。また、ランドリーサービスにインナーを出すのがイヤな方もいるかと思います。 インナーの洗濯は時間と手間もほとんどかかりませんし、ホテルの洗面所で自分で洗濯してしまいましょう。 1.洗面所の栓をしてから、そこに洗濯用洗剤またはボディソープを少し入れてお湯を溜めます。 長期滞在の場合は、洗濯用洗剤を現地で調達して利用。1週間以内であればホテルに常備されてるボディソープで十分だと思います。 やっぱり、手洗い用の洗濯用洗剤を使ったほうが洗い上がりがいいので、今は必ず現地調達しています。 2.そこにインナーを入れて、もみ洗いします。 3.ある程度洗ったら、洗面所の栓を抜いてお湯をすべて流した後、お湯を出しっぱなしにしながらもみ洗いします。この時は

Evernoteで議事録を書いてそのままクライアントに提出する

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1年前の記事「Evernoteを1年使ってたどり着いた活用法」でも書いたのですが、Evernoteでの議事録作成について、前回よりも詳しく紹介したいと思います。 アジェンダを作成する まず、打ち合わせに持参するアジェンダ(議題)をEvernoteで作成します。 作成したアジェンダには、「_Minutes」と「_Draft」という自分で決めた特別なタグを付けます。 「_Minutes」は議事録用のタグで、「_Draft」はドラフト状態を示すタグです。自分の場合は、アジェンダをEvernote上でそのまま編集して議事録とするので、「_Minutes」+「_Draft」でアジェンダを示すというように管理しています。 こうして作成したアジェンダは、Evernoteの「ノートをメールで送信」機能を使って事前にクライアントに送信するか、印刷して持参します。 議事録を作成する 打ち合わせには、必ずiPadを持って行き、事前にEvernote上で作成したアジェンダへ決議事項を追記していきます。 そうすると打ち合わせが終わった段階で議事録が完成しているので、これを先程も使ったEvernoteの「ノートをメールで送信」機能を使ってクライアントに送信して、決議事項を確認してもらいます。もし時間があれば、打ち合わせ直後にその場で決議事項を確認できるとベストです。 最後に「_Draft」のタグを解除して、アーカイブします。